目くらましによるテンポアドバンテージ
2011年4月23日 戦略考察 コメント (4)今回はテンポデッキの定番カードである目くらましについて考察したい。
目くらましはレガシーの定番カードの一つだ。
マーフォーク、バント、カナスレ、チームアメリカなど、多くのデッキで採用されている。
2マナのインスタントだが、ほとんどピッチコストで打つことが多いだろう。
さて、目くらましによって得られるテンポアドバンテージは次のように計算される。
(テンポアドバンテージ)=(消した呪文に使用したマナ)ー(2 or 島を戻すことによって失ったテンポアドバンテージ)
ここで、問題になるのは島を戻すことによって失ったテンポアドバンテージがどの程度になるのか、ということだ。
これは実際セットできるはずだった土地の数から計算される。
たとえば、デッキの1/3が土地で構成されるデッキの場合、以下のように土地がセットできると考えることが出来る。
12333444555666……
これが1T目、2T目、3T目にそれぞれ目くらましを使った場合どうなるかというと、
通常:12333444555666……
1T:11233444555666…… =-2
2T:12233444555666…… =-1
3T:12333444555666…… =0
このように、ターンが進むごとに得られるテンポアドバンテージも変わってくる。
また、消す対象の呪文のマナコストも増えるため、ターンが進むほど得られるテンポアドバンテージは爆発的に増えるだろう。
例えば3T目に3マナのスペルを消せばテンポアドバンテージが3マナも得られることになる。
これは、目くらましとFoWにしかありえないテンポアドバンテージであり、カードアドバンテージを失わないカードの中では飛びぬけて高い。
しかし、例えば1T目に1マナのスペルに対して目くらましを使うと1-2=-1となり、むしろテンポアドバンテージを失ってしまう点に注意したい。
目くらましは使うときは2枚以上土地を並べてから撃つのがベストだ。
逆に言えば、目くらましを警戒する場合もこの点を考慮すると良いだろう。
先手2T目のタルモを消されたとしてもテンポアドバンテージは失わないことを覚えておくと良い。
カードアドバンテージも1:1交換のため、自分の手に追加の手がある場合はケアせず出すのもありだろう。
目くらまし在るからといって、むやみやたらにケアするのではなく、うまく状況判断をすることこそが目くらましへのうまい対処法である。
ちょうど、ケアの話が出たため説明しておくが、
目くらましのような不確定カウンターでは、ケアによってテンポアドバンテージが自動的に発生する場合がある。
これを自分は「擬似テンポアドバンテージ」と呼んでいる。
これは、相手が目くらましケアのために1マナを残した状態で呪文をプレイすることによって得られる擬似的なテンポアドバンテージのことである。
目くらましはケアされて腐るため弱いとか言っている人がいるが、
それは大間違いで、目くらまし腐っているどころかケアしてもらった時点で仕事を終えている。
存在している時点でテンポアドを取れる+Willの弾にもなるため、十分な働きであろう。
(もちろんケアさせることが大事だと考えるなら4枚入っている必要はない)
今回はレガシーの定番カード目くらましで得られるテンポアドバンテージについて説明した。
しかし、テンポアドバンテージの量の話ばかりしていてもしょうがないので、
次回あたりでテンポアドバンテージの利用方法について説明したいと思う。
Daze / 目くらまし (1)(青)
インスタント
あなたは、目くらましのマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島(Island)を1つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(1)を支払わない限り、打ち消す。
目くらましはレガシーの定番カードの一つだ。
マーフォーク、バント、カナスレ、チームアメリカなど、多くのデッキで採用されている。
2マナのインスタントだが、ほとんどピッチコストで打つことが多いだろう。
さて、目くらましによって得られるテンポアドバンテージは次のように計算される。
(テンポアドバンテージ)=(消した呪文に使用したマナ)ー(2 or 島を戻すことによって失ったテンポアドバンテージ)
ここで、問題になるのは島を戻すことによって失ったテンポアドバンテージがどの程度になるのか、ということだ。
これは実際セットできるはずだった土地の数から計算される。
たとえば、デッキの1/3が土地で構成されるデッキの場合、以下のように土地がセットできると考えることが出来る。
12333444555666……
これが1T目、2T目、3T目にそれぞれ目くらましを使った場合どうなるかというと、
通常:12333444555666……
1T:11233444555666…… =-2
2T:12233444555666…… =-1
3T:12333444555666…… =0
このように、ターンが進むごとに得られるテンポアドバンテージも変わってくる。
また、消す対象の呪文のマナコストも増えるため、ターンが進むほど得られるテンポアドバンテージは爆発的に増えるだろう。
例えば3T目に3マナのスペルを消せばテンポアドバンテージが3マナも得られることになる。
これは、目くらましとFoWにしかありえないテンポアドバンテージであり、カードアドバンテージを失わないカードの中では飛びぬけて高い。
しかし、例えば1T目に1マナのスペルに対して目くらましを使うと1-2=-1となり、むしろテンポアドバンテージを失ってしまう点に注意したい。
目くらましは使うときは2枚以上土地を並べてから撃つのがベストだ。
逆に言えば、目くらましを警戒する場合もこの点を考慮すると良いだろう。
先手2T目のタルモを消されたとしてもテンポアドバンテージは失わないことを覚えておくと良い。
カードアドバンテージも1:1交換のため、自分の手に追加の手がある場合はケアせず出すのもありだろう。
目くらまし在るからといって、むやみやたらにケアするのではなく、うまく状況判断をすることこそが目くらましへのうまい対処法である。
ちょうど、ケアの話が出たため説明しておくが、
目くらましのような不確定カウンターでは、ケアによってテンポアドバンテージが自動的に発生する場合がある。
これを自分は「擬似テンポアドバンテージ」と呼んでいる。
これは、相手が目くらましケアのために1マナを残した状態で呪文をプレイすることによって得られる擬似的なテンポアドバンテージのことである。
目くらましはケアされて腐るため弱いとか言っている人がいるが、
それは大間違いで、目くらまし腐っているどころかケアしてもらった時点で仕事を終えている。
存在している時点でテンポアドを取れる+Willの弾にもなるため、十分な働きであろう。
(もちろんケアさせることが大事だと考えるなら4枚入っている必要はない)
今回はレガシーの定番カード目くらましで得られるテンポアドバンテージについて説明した。
しかし、テンポアドバンテージの量の話ばかりしていてもしょうがないので、
次回あたりでテンポアドバンテージの利用方法について説明したいと思う。
コメント
自分はまったく気にせず呪文バカスカ打つタイプなのでその点は効果薄いですww
それはそれで問題あるとは思うんですが、基本的に作るのはテンポ重視のデッキです
そうですね。
勝ち筋の少ないデッキとかでなければバカスカ撃っても問題ないと思いますよー。
ケアは必要最小限に、が重要ですし。
レガシーでは魚を使ってるので、こういった記事は非常に参考になります。
精神的つまづきが出ても、メイン目くらましは不動でしょうかねぇ。期待は高まるばかりです
リンクさせていただきますね
はじめましてー。よろしくお願いしますー。
精神的つまづきは魚と相性いいので期待ですねー。
個人的には4FoW 3目くらまし 4精神的つまづき くらいがベストかなと思ってます。