レガシープレイヤーならCTGというデッキを知っているであろう。
CTG (正式名称 Counter-Top Goyf)
相殺+独楽のソフトロックを搭載したコントロールデッキで、
序盤のブロッカー兼フィニッシャーにタルモゴイフを採用したデッキである。
サンプルレシピを以下に示す。
これはエターナルパーティ6位となったデッキだ。
とてもよく練られたデッキであると思う。
しかし、このデッキは初心者に優しくない。
そこで、このデッキを雛形に、より初心者に優しいCTGへ改良していこうと思う。
まずは、土地から見ていこう。
フェッチランドが9枚、デュアルランドが9枚、基本地形が4枚の計22枚となっている。
フェッチランド、これはいい。相殺独楽をうまく運用するためにも必要であろう。
しかし、デュアルランドは土地を伸ばしたいこのデッキにおいて、
不毛の大地の的になってしまうため、とても弱い。
そこで、このデュアルランドをすべて島に変更する。
これで完璧だ。
これで不毛をケアするなどのプレイングは必要なくなり、
より自然にプレイすることが可能だろう。
次に、スペルを見ていく。
すると、以下のような扱いづらいスペルが入っていることに気づくだろう。
そう、これらのカードには共通の欠点がある。
それは 《Force of Will》のコストにならないことだ。
そのため、これらと《Force of Will》だけ抱えているときに悲しみを背負う結果となる。
それに、土地をすべて島にしてしまったのでそもそもプレイできない。
プレイできないカードはいらない。
これらのカードそれぞれについて別のカードで代替することとする。
相殺デッキである以上、マナ配分は重要であり、それを崩すことなく入れ替えることを試みる。
・《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
デッキの中核を担う《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、
序盤のブロッカーとフィニッシャーを兼ねているCTGの重要パーツだ。
この役割を担うのに必要な要素とは何だろうか。
まず、序盤のブロッカーとしてのタフネス。
これは、火力とナカティルを考慮しての4以上が必要条件だと考えられる。
次に、フィニッシャーとしてのパワー。
これは「相殺独楽さえ決まってしまえばフィニッシャーはなんでもいい」らしいので、
1あれば十分であろう。
青でこれらを満たすクリーチャーは何だろうか。
そう、《象亀/Giant Tortoise》だ。
《板金鎧の海うろつき/Plated Seastrider》でも上記条件を満たすのだが、
《象亀/Giant Tortoise》は《板金鎧の海うろつき/Plated Seastrider》にはない重要なポイントがある。
それは
Counter-Top Goyf
Counter-Top Giant Tortoise
そう、《象亀/Giant Tortoise》は《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が担っていた、
CTGのGを含んでいるのだ。
つまり、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》の代わりは《象亀/Giant Tortoise》で決まりだ。
・《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1マナの優秀な除去。
CTGの序盤を支える優秀なスペルだ。
だが、青にも1マナの除去は存在する。
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》のライフ回復がトークンに代わっただけであり、
何の問題もない。
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》の代わりは《猿術/Pongify》で決まりだ。
・《炎渦竜巻/Firespout》
中盤の除去、特に小型のクリーチャーを展開するデッキに対してアドバンテージを得るために用いるカードだ。
小型のクリーチャー、これは2マナ以下のクリーチャーと考えて問題ないだろう。
アドバンテージ、これはせいぜい1対2交換ができればいいだろう。
2マナ以下のクリーチャー、1対2交換……もうわかっただろう。
そう、《不忠の糸/Threads of Disloyalty》だ。
これに関してはほかに良いカードがあるかもしれないが、
思いつかないので、とりあえずこれでよしとする。
・《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
3枚目の《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》でいいだろう。
最終的なデッキは以下のとおりだ。
これが初心者(のサイフ)に優しい次世代の(青単)CTGだ。
みんなもこれを使って大会上位に名を連ねてくれたまえ。
※もちろん負けても私は一切責任を負いません。
CTG (正式名称 Counter-Top Goyf)
相殺+独楽のソフトロックを搭載したコントロールデッキで、
序盤のブロッカー兼フィニッシャーにタルモゴイフを採用したデッキである。
サンプルレシピを以下に示す。
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《Tundra》
3《Tropical Island》
3《Volcanic Island》
2《島/Island》
1《森/Forest》
1《平地/Plains》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
4《相殺/Counterbalance》
4《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
4《Force of Will》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《炎渦竜巻/Firespout》
2《対抗呪文/Counterspell》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
これはエターナルパーティ6位となったデッキだ。
とてもよく練られたデッキであると思う。
しかし、このデッキは初心者に優しくない。
そこで、このデッキを雛形に、より初心者に優しいCTGへ改良していこうと思う。
まずは、土地から見ていこう。
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《Tundra》
3《Tropical Island》
3《Volcanic Island》
2《島/Island》
1《森/Forest》
1《平地/Plains》
フェッチランドが9枚、デュアルランドが9枚、基本地形が4枚の計22枚となっている。
フェッチランド、これはいい。相殺独楽をうまく運用するためにも必要であろう。
しかし、デュアルランドは土地を伸ばしたいこのデッキにおいて、
不毛の大地の的になってしまうため、とても弱い。
そこで、このデュアルランドをすべて島に変更する。
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
13《島/Island》
これで完璧だ。
これで不毛をケアするなどのプレイングは必要なくなり、
より自然にプレイすることが可能だろう。
次に、スペルを見ていく。
すると、以下のような扱いづらいスペルが入っていることに気づくだろう。
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《炎渦竜巻/Firespout》
1《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
そう、これらのカードには共通の欠点がある。
それは 《Force of Will》のコストにならないことだ。
そのため、これらと《Force of Will》だけ抱えているときに悲しみを背負う結果となる。
それに、土地をすべて島にしてしまったのでそもそもプレイできない。
プレイできないカードはいらない。
これらのカードそれぞれについて別のカードで代替することとする。
相殺デッキである以上、マナ配分は重要であり、それを崩すことなく入れ替えることを試みる。
・《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
デッキの中核を担う《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、
序盤のブロッカーとフィニッシャーを兼ねているCTGの重要パーツだ。
この役割を担うのに必要な要素とは何だろうか。
まず、序盤のブロッカーとしてのタフネス。
これは、火力とナカティルを考慮しての4以上が必要条件だと考えられる。
次に、フィニッシャーとしてのパワー。
これは「相殺独楽さえ決まってしまえばフィニッシャーはなんでもいい」らしいので、
1あれば十分であろう。
青でこれらを満たすクリーチャーは何だろうか。
そう、《象亀/Giant Tortoise》だ。
Giant Tortoise / 象亀 (1)(青)
クリーチャー — 海亀(Turtle)
象亀がアンタップ状態である限り、象亀は+0/+3の修整を受ける。
1/1
《板金鎧の海うろつき/Plated Seastrider》でも上記条件を満たすのだが、
《象亀/Giant Tortoise》は《板金鎧の海うろつき/Plated Seastrider》にはない重要なポイントがある。
それは
Counter-Top Goyf
Counter-Top Giant Tortoise
そう、《象亀/Giant Tortoise》は《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が担っていた、
CTGのGを含んでいるのだ。
つまり、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》の代わりは《象亀/Giant Tortoise》で決まりだ。
・《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1マナの優秀な除去。
CTGの序盤を支える優秀なスペルだ。
だが、青にも1マナの除去は存在する。
Pongify / 猿術 (青)
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。そのクリーチャーのコントローラーは、緑の3/3の類人猿(Ape)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》のライフ回復がトークンに代わっただけであり、
何の問題もない。
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》の代わりは《猿術/Pongify》で決まりだ。
・《炎渦竜巻/Firespout》
中盤の除去、特に小型のクリーチャーを展開するデッキに対してアドバンテージを得るために用いるカードだ。
小型のクリーチャー、これは2マナ以下のクリーチャーと考えて問題ないだろう。
アドバンテージ、これはせいぜい1対2交換ができればいいだろう。
2マナ以下のクリーチャー、1対2交換……もうわかっただろう。
そう、《不忠の糸/Threads of Disloyalty》だ。
これに関してはほかに良いカードがあるかもしれないが、
思いつかないので、とりあえずこれでよしとする。
・《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
3枚目の《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》でいいだろう。
最終的なデッキは以下のとおりだ。
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
13《島/Island》
4《象亀/Giant Tortoise》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
4《相殺/Counterbalance》
4《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
4《Force of Will》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《猿術/Pongify》
3《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
2《対抗呪文/Counterspell》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
これが初心者(のサイフ)に優しい次世代の(青単)CTGだ。
みんなもこれを使って大会上位に名を連ねてくれたまえ。
※もちろん負けても私は一切責任を負いません。
コメント
見かけましたのでリンクさせていただきました!
3マナ域は青くないけどヴィダルケンの枷とかもありますね
CT象亀は新たなソリューションですよ!w
>セブイレさん
ありがとうございますー。
こちらこそよろしくお願いします。
>vOidさん
実は私もはじめて知りましたw
ヴィダルケンの枷は強いですよねー。
でも、それなんて Next Level Blue...